家の内部から屋外に逃げていく熱量を、面積あたりで表した数値をQ値といいます。

Q値は、壁や屋根の断熱材の性能、窓の断熱性能、基礎の作り方などから計算で求めることができます。
Q値は、数字が低い方が熱損失が少なく、省エネ性能が高い、と表します。
Q値が低くなる程、冷暖房にかかるエネルギーが低くなり、ランニングコストも低くなります。
日本の次世代省エネルギー基準(Q値1.6)で建てられる家の年間暖房エネルギーを計算すると、64kwh/m2となります。
それに対し、世界で最も進んでいるドイツパッシブハウス基準(Q値1.0以下)では、
年間暖房エネルギーを15kwh/m2以下と定めています。
これだけの性能になると、厳寒期以外ほぼストーブは必要なくなります。
これからの住宅が目標とする基準は、Q値1.0以下。
イメージとして、冬、日中にエアコンで室内を暖め、室温20℃で暖房を消して布団に入り、
朝起きた時に17度℃くらいに室温が保存されているような家です。
下の図は、床面積40坪程度のモデルを想定し、Q値の違いによる年間の暖房エネルギーの違いを表したものです。

